NAIL&STORY

 ここでは読書好きでもあるワタクシchiraが、「読書」と「ネイル」の友好を願って(?)、

「小説に合うネイル」「ネイルに合う小説」を、チョイスしていきたいと思います。

2005年の11月にご紹介するのは、秋の読書にピッタリ

ちょっぴり哲学チックな気分も味わえる(?)、ミラン・クンデラの「別れのワルツ」です。

 

「別れのワルツ」は、チェコから亡命し現在は

フランスで、フランス語による執筆活動を続けている、

ミラン・クンデラの作品です。 

どちらかというと哲学的・観念的な感じが強い作品の

多いクンデラですが、この作品はそこはかとない

皮肉とユーモアが漂い、物語としても楽しめる

小説です。 静かな秋の夜に、いかがでしょう。

このネイルチップは、「別れのワルツ」というよりも、

「読書の秋」・・・な感じで作ってみたものです。

出来上がりとしては「どこが?」という気もしますが(笑)

まぁその辺は、軽く見逃してあげてくださいな。

ごくナチュラルなベージュをベースに、茶色や赤紫、

パールホワイトなど、3色をマーブルしています。

ゴールド系の3Dフラわ&ブリオンが、ポイント(?)

 飄々とした(天然の?)ユーモアを漂わす

不思議な男性「ムッシュー」さんを主人公にした

物語は、一節一節短い文章で、

さらりと読みやすいので、ちょっとした空き時間に

読んでみるのも、楽しいかも。

個人的には、この人の作品では

「ためらい」のほうが好き・・・なのですけれど。

フレンチの部分を、マーブルの手法で「矢絣?」

っぽくしてみました。 和風の模様ですが、

見ようによってはプッチっぽいのではないかと・・・。

ゴーインでしょうか!? 

先月ちょっと(いや、相当?)硬めの本を紹介してしまいましたので、今月はもう少し読みやすそうな本を

選んでみました。安房直子コレクション第1

「なくしてしまった魔法の時間」、児童ファンタジー

文学の名作です。 ただ、「児童」「ファンタジー」と

いってもただ甘ったるかったり、ほのぼのと

楽しかったりするだけではないところが、この作家の

特徴でもあり魅了でもあると、私は思っています。

痛烈な皮肉や、やりきれない切なさを感じさせる

幻想的なお話が多く、大人にも読み応えのある

作品揃い。お勧めです!

「なくしてしまった魔法の時間」に合わせてみたのは、

柔らかなイメージのパールパープルをベースに

可愛らしげな3Dのお花を付けたネイルチップです。

(←ブログをご覧の方「成宮寛貴の舞台を観に行った

時のネイルじゃないか?」という鋭いツッコミは許してください^^:) 透明なホログラムを散らして、ムリヤリ(?)

幻想的な雰囲気を出そうとしているところに、

苦労の跡を認めてやってください(^^;

春にはちょっと重いかな?と思ったのですが、やっぱり

どうしても紹介したくなっちゃったので、紹介します。

先日、上戸彩さんが愛読書として紹介しているのを

TVで観て、「まぁ、なんて早熟な…」とすっかり感心

してしまいましたが、思い起こしてみれば私が初めて

この小説を読んだのも、彼女と同じ年頃でした。

本を開けた瞬間ぎっしりと詰まった文字に、最初は

ちょっと尻込みするかもしれません。 けれども、ほんの

少しの間だけ、我慢して読んでみて下さい。 もっと

言えば、字面を追うだけだって構いません。 そこには

この、いかにも偉そうな佇まいの外見からは、想像も

つかないような、奇妙奇天烈・可笑しげな世界が、

饒舌すぎる豊富な言葉で語られているのですから。

ぜひ、感性の柔らかな若人に読んでいただきたい

小説のひとつです(^^)

今回ネイルチップは、『百年の孤独』を紹介したい

ばっかりに、ちょっと「おまけ」っぽい存在に

なってしまいました(^^; これ、ずいぶん前に作った

ものを、強引に合わせた感じです。

OPI「Kiss the Bride」をベースに、白のポリッシュを

引っ張るような感じで、唐草模様(?)を描いて、

枯葉模様(?)と金ラメを散らしてみました。

まぁ、ちょっと寂しげな感じが『百年の孤独』かと…。

ホント、強引ですね(^^;

OPIの「Kiss the Bride」、とても好きな色だった

のですが、最近あまり見かけないですね。

もう製造していないのかしら?ザンネン…

最近では、ちょっと風変わりだけど女性の心理を

何気に鋭く突いた恋愛小説が人気みたい

なのですが、どちらかというとこの「椰子・椰子」系の

ホントに風変わりな小説の方が、この人の場合

真骨頂なのかな?と思います。出だしが

「一月一日 曇  もぐらと一緒に写真をとる」

ですからねぇ。 わけ分からん…けど、

それがたまりません。 実はこの人の作品の中で

一番好きかも…。 そこはかとない独特のユーモアを

ぜひ堪能していただきたい作品です。

ネイルチップは、今月「brown」のページで

試作品として紹介しているチップを、

全指用に頑張って作ってみたものです。

真っ白にオーロラっぽいラメが入った

マリー・クヮントのポリッシュ【A01】をベースに、

最近購入した、アースカラーの3Dパウダーを使って

丸みのあるお花をつけてみました。

全指にお花だと、ちょっとくどいかな?と思ったので

2本だけにして、あとは葉っぱやドットで

イメージだけ統一できていればいいかな?

という感じです。

 

 

 小松左京賞受賞のデビュー作

「火星ダーク・バラード」で、私をかなりノリノリに

させてくれた上田早夕里さんの最新刊

「ゼウスの檻」は、未来の木星を舞台に繰り広げられる

SF作品。 エンターティメントの要素も踏まえながら

男性とは?女性とは?・・・なんて、ちょっぴり

哲学的なテーマについても考えさせられる力作です。 「火星ダーク・バラード」と共に、お勧めします。

この本には、超シンプルデザインのこんなネイルを

合わせてみました。 純パールホワイトのポリッシュに、

グリーンのラインストーンを一粒ずつ。単純に表紙の

色味に合わせたというのもありますが、小説の中に

出てくるクールな女性テロリストさん(表紙のイラスト?)

のイメージだったりもします。私はスカルプチャーで

丁度爪を長くしていたのですが、短い爪でやっても

カッコいいんじゃないかな?なんて、思います。 

「誰そ彼れ心中」は、直木賞の候補にも名を

連ねたことのある諸田玲子さんの、比較的

初期の作品です。江戸を舞台にした時代小説

ということで、若い方はなんとなく敬遠してしまいがち

かも知れませんが、ちょっとそこのアナタ(笑)、

騙されたと思って読んでみてくださいな。

ミステリアスなストーリーと、ちょっぴりエロティックな

雰囲気に、「グッ」とくること請け合いですよ!

ネイルチップは、今回やっぱり和風のイメージで

作成してみました。作り方は簡単。

シックなベージュをベースに、白と紫色のポリッシュで、爪先部分を自由にマーブルしただけです

(ラインストーンはお好みでどうぞ)。

風に舞う花びらのようにも、波のようにも、

青い炎のようにも見えませんか!?

マーブルのアートは自由自在、一つとして同じものが

出来ないところがお気に入り。色を変えれば

イメージもずいぶん変わると思います。

  

フランスで映画化もされる(た?)という

「薬指の標本」は、小川さんの芥川賞受賞の後

出版された、そこはかとない幻想となんとも

いえない狂気の愛を感じさせる物語、

小説としてもお勧めの1作です。

ちょうど、薬指だけにアートをしていたので、ちょっと

象徴的な感じで合わせてみました。

「シュガータイム」は「薬指の標本」の少し前に

出版された、著者にとって初の長編小説だそうです。

雑誌「マリ・クレール」に連載されていたこともあり、

全体的に読みやすい印象ですが、そんな中にも

確固とした小川洋子の世界を感じさせる、

こちらもお勧めの1作です。

薬指のアートを、チップで全指に展開してみました。

本を持つ指先の美しい女性が増えていったら、素敵ですよね!

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